世界最強のマーケティング、プロダクトローンチとは?
プロダクトローンチというマーケティング手法をご存知だろうか?この手法は現在、世界最強にして最高のマーケティング手法と言われている。ネットビジネスの世界では多くの有名マーケッターが用いている手法だ。
今回はこの「プロダクトローンチ(DRM)」について順を追って解説しようと思う。
簡単に言うと、「商品を発売してすぐに売上を飛躍的に伸ばす」方法である。これにより、たったの1日で数億円を売り上げた実績をもつ者もいる程の”最強のマーケティング手法”だ。
まずはこの手法の生みの親について話そう。
「プロダクトローンチ」の生みの親
プロダクトローンチはアメリカで”ジェフ・ウォーカー”という男性によって考え出された。
この時ジェフは、奥さんが外で働いて稼いできて、子供の面倒を自分がみていた。所謂、専業主夫をしていたのだ。
ある日、奥さんが仕事を辞める事になりジェフ自身が働かなければならなくなった。仕事を探すにも何の資格も経験もないジェフは、就職で有利になるように大学で学位を取る事を決意する。その際に、大学に提出する履歴書に書けるような肩書きがないことに気付いたジェフは、「ニューズレターの発行者」と履歴書に肩書きを書けるように「株式市場についての情報メルマガ」を始めました。
そして肩書きを手に入れたジェフは履歴書を提出し見事大学に入学しました。
さて、このジェフという少し頼りない男から「世界最強のマーケティング手法、プロダクトローンチ」が生み出されるのですが、一体どのようにして生まれたのか。
初めは大学の学費を払う為に考え出された。
大学に見事入学したジェフですが、大学の学費を払わなければなりません。その学費を捻出するために、ニューズレターの購読者向けに「有料版」を販売する事を思いつきます。
驚くべきはその金額!ただのメルマガに¥27000という金額を付けたのだ。そしてその発売日を新年の1月1日に設定したのだ。当日は気にする事なく、発売日の翌日に売上をチェックしてみると日本円にして16万円程の売上が発生していたのだ。
これには驚いたが、この金額では学費は賄えないので、ジェフは更に売上をアップさせる方法を模索します。「1度売れたんだから、また売れるはず…」改良を加えた手法を試した結果、二度目のローンチでは日本円で70万円程の売上を達成。3度目には90万円以上を達成したのだ。
翌年、さらなる改良を加えたローンチを用いて400万円以上を売り上げる事に成功。その後に行ったローンチで僅か一週間で売上1000万円を超えるまでに至った。
あらゆるマーケッターが使っている!
このローンチをあらゆるマーケッターが使っているが、強いて挙げるとすれば有名なのは”秒速で億を稼ぐ”のフレーズで有名な与沢氏だ。
彼は破産してしまったが、「ローンチを使えば簡単に稼げる。」と述べていました。簡単に大金が稼げるので金銭感覚がズレてしまったのでしょうか。
さて、次は気になるそのローンチについて書いていきます。
「プロダクトローンチ」
ローンチは大きく分けて4つの段階に分かれます。
1.プレローンチ(リスト集め)
最初のこの段階で見込み客の獲得を目指します。よく「無料レポートを提供するのでメルマガ登録をお願いします。」といった物がありますね。あれです。
メルマガに登録したらアドレスが手に入りますね。見込み客のリストを集めるのです。ブログで例えるなら「読者」を集める事ですね。
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2.リレーションシップ(教育)
見込み客に対して教育を施します。役立つ情報を無料のレポート・動画などで惜しげも無く提供します。そうする事で客との間に信頼関係を築くのです。
ここでの教育を例えるなら、「掃除機」を売りたいとするならば、掃除をしない部屋の健康への影響を情報として提供したり、ダニなどの知識を教えたりします。(分かりずらかったらすみません。)
3.ローンチ
見込み客に商品を購入してもらうためにここで初めてセールスメールなどで商品を案内します。
その際に大切なのは、「販売期間を設定する」、「数を限定する」という事です。これにより商品に希少性を持たせます。
具体的には、「今日(発売日)から1週間限定」や「100個限定」などとする事です。このように限定することで、かなりの売上が発生します。
4.ポストローンチ
この段階で見込み客(まだ購入していない客)と購入者とコミュニケーションをとります。購入者に対しては商品の使い方が分からない人がいれば丁寧に教えたり、購入者の商品に対する評価を聞いたりします。(メールやコメント等)
見込み客(購入に至らなかった客)に対しては、購入した方の口コミを見せたり、聞かせたり、前回の販売期間よりは少し高いけど更に商品数を限定して販売をかけるという事を行います。
全て重要な要素である
- 1.プレローンチ(認知)
- 2.リレーションシップ(教育)
- 3.ローンチ(セールス)
- 4.ポストローンチ(フォロー)
以上4つの段階があります。いずれもローンチを行う上では重要な要素なのでしつかり順番を守って行わなければ成立しません。
また、リレーションシップ(教育)をしっかり行わなければローンチをかけても商品購入率が上がりませんし、教育の後でなければセールスに進んではいけません。
あらゆる商品がローンチされている
iPhone等の新商品も数ヶ月前から情報が出てきますね。(プレローンチ)新たな機能や向上した性能など、様々なシーンで使える映像なども提供されるでしょう。それにより多くの人々が新商品を認知し、各々がその商品を使う自分の姿を想像するでしょう。(リレーションシップ)
その後各キャリアは予約を受け付けを開始します。(ローンチ)
ほんの一例だが、自動車業界もそうだ。今や世の中のあらゆるものがローンチされていると言っても過言ではないのだ。
進化するローンチ
ローンチは現在も改良が進んでいます。興味がある方は調べてみてください。
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