interest blog

不動産関連、ライフハック、仕事、株、ブログでのお金の稼ぎ方を紹介するブログ

不動産価格査定と鑑定について

不動産を売却するときに気になるのが、その価格ですね。「所有する不動産がいくらで売れるのか?」「相場は?」

不動産屋さんなどのプロに、気になる価格を出してもらうわけですが、ここで、“査定”と“鑑定”と言う方法があります。この2つの違いが分からないという方に向けて、この記事では、

▶︎不動産価格の査定と鑑定の違い

について記していきます。

不動産の価格を知る

f:id:so888:20191013140130j:plain

建物

不動産査定と鑑定。どちらも不動産の価格を算出するという点では同じです。ただ、この2つの価格は利用される目的が全く別物です。 

価格査定

不動産価格査定ですが、これは対象地域での土地や建物の実際に取引された金額(相場)、物件の状況、土地の状況や環境等などを総合的に判断して、これぐらいなら売れるだろうという価格を不動産屋さんが出します。価格は不動産会社の経験や情報量に左右されます。

 

価格鑑定

次に、鑑定ですが。不動産鑑定は不動産鑑定士という国家資格を持った人が出す価格の事を言います。不動産屋が出す査定価格よりも、更に多くの要因(自然的、社会的、経済的、行政的要因)から多角的に価格を算出して不動産の資産価値を出していきます。

 

不動産売却の為には査定と鑑定のどちらを使う?

鑑定は資産価値を算出するためのもので、その価格は主に証明に利用されます。裁判所や税務署など、公的機関に提出するために利用されます。国家資格を持った鑑定士が算出する不動産価格は、適正な資産価値を証明するものなのです。その価格は、単に人気やニーズによって価格が上下する不動産会社が出す査定価格よりも低い金額になります。専門的に言うと、公示価格と固定資産評価額の関係とかあるんですが、要は、同一物件でも国や公共団体などの公的機関が見る不動産の価値と一般人が見る市場価値は違うのです。あなたが4,000万円で土地付き戸建てを購入したとしても、公的機関は4,000万円の価値では見てません。その価値をもっと低く見ていると言うことです。

また、鑑定士は不動産鑑定を生業としています。当然有料です。

一方で、不動産会社の査定は無料です。

不動産売却の為の価格を知りたいのであれば、不動産屋さんが出す価格査定で十分です。

不動産会社によって価格が違う

査定を依頼する不動産会社によって価格は違います。それは、明確なルールがあるわけではなく、査定の方法自体が会社によって違うからです。

その会社によって、これまでに蓄積された売買実績、過去のデータにも違いがあります。もしも価格査定を依頼する場合にオススメなのは、地域密着の会社に依頼する方が対象地域での“売れる価格”を出しやすいと言える。また、不動産会社によって得意、不得意があるので(戸建ての売買が得意、マンションの売買が得意など)それも考えながら依頼すると尚良し。←その会社のHPを開いて見れば、どんな物件を多く扱っているか分かる。

最後にこれまでをまとめると、

  • 査定は不動産会社が市場で“売れる”金額を算出する。傾向として、その価格は鑑定より高くなる
  • 鑑定は不動産鑑定士が適正な不動産の価値を算出(証明)する。傾向として、その価格は査定より低くなる

ということである。