老後資金や子供の教育資金などを考え貯蓄をする。この場合、その期間は長期に渡ります。10年〜30年、あるいは40年。
その間ひたすらお金を貯め続けるわけです。
いざ、お金を使おうとして引き出した時にはその価値は目減りしているかもしれません。何故なら、物価は変動し、上昇する確率の方が高いからです。
この記事では、
▶︎お金を預貯金ではなく、株で保有した方が良い理由
について記していく。
預貯金は物価上昇に対応できない
例えば1万円を預けて、30年後に出金したとしても1万円(+利息)です。その間に物価は変動しています。単純な話、当時1万円で買えていた物が30年後には1万円では買えなくなる可能性があるのです。勿論、預金にも利息は付きますが、銀行にお金を預けたとしても金利は0.001%程度(2018年2月)。
雀の涙ほどの額しか増えません…100万円を1年間預けたとしても利息は10円です。
国は経済を成長させるために物価を上げる政策をとります。現在の目標は2019年までに2%の上昇を目指している。
- 預金金利は0.001%
- 物価上昇は2%
このパーセンテージを見てわかるように、銀行の金利は物価の上昇率に対応できないんです。2019年までの短期でみてもこの上昇率、30年後となるとどれだけ上がっているか…
勿論、上がるだけでなく下がる可能性もあります。しかし、下がることを予想して将来に備える人はいないでしょう。
そこで、貯蓄以外でお金の所有方法として登場するのが"株投資"です。
株投資は物価上昇に対応できる?
なぜ株式への投資は物価上昇に対応できるのか?流れとしては次のようなことが言われている。
「物価が上がる」→「企業の売上が上がる」→「企業の利益が増える」→「株価が上がる」
※このサイクルで「物価が上がる」〜「株価が上がる」まではタイムラグがあり時間がかかります。
株への投資は、経済が成長し、株価が上がることで物価の上昇に対応できるという仕組みです。
リスク
銀行預金は元本が割れることはないが、株投資には元本割れリスクがあります。それでも資産家は所有する資産の殆どを投資に回します。それは、長期で見れば世界経済が成長することを知っているからです。
参考:「世界の株価は右肩上がりに成長している | 長期投資連合」
リスクを取れない人は資産を築くことは出来ないだろう。あの人も言ってます。
仮想通貨だけじゃなくて、この世の中、リスク取ったやつの中から勝つやつが出てくる、これ以外にありえません。この上もなく、下もなく、例外は0.1%もありえません。リスク取ったやつの中から勝者が出ますから、リスク取らない奴の中から勝者は出ません。10億円掛けても誓えるレベルの話です。
— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) 2018年1月25日
最後に
「物価上昇」を考えれば、銀行に長期間お金を預けることはそれだけでリスクと考えることもできる。自分のお金を「物価変動による目減りリスク」から守りたいという人は、貯蓄以外の方法を検討することをオススメします。