前回「お部屋の湿気対策」について記事を書きました。
これに関連して今回は、"お風呂場"の防カビ対策についてです。
お風呂場というのは毎日お湯を使い、湿気が籠りやすく、家の中でも最もカビの発生するリスクが高い場所です。だからこそしっかりとした対策をしないと、すぐさまカビだらけになります。
そこでこの記事では、
▶︎カビの発生する原因と対策
について述べて行く。
お風呂場のカビ予防
前回の記事の中でカビの発生しやすい原因についてふれました。
- 湿度80%以上
- 気温20~30℃
というものです。これに加え、垢(栄養分)や酸素といった4つの条件が揃うとカビが発育します。これらのどれかを無くすことでかなり、カビの成長を妨げることが出来るようになるのです。
1.お湯で垢の除去
お風呂には垢がたくさんあります。これは仕方のないことですが、風呂場に残った垢などはカビの栄養分となるので風呂上りには浴室内を熱いお湯で垢や石けんの残りを流すように習慣化しましょう。
2.冷水で温度を下げる
その後冷水に切り替えて浴室内を洗い流し、浴室内の温度を下げるようにします。
3.換気扇を24時間換気にする
最後に湿気対策です。風呂場にこもった湿気は換気扇を使って排出しましょう。換気扇は基本的に24時間換気を推奨しています。意外にこれ、やらない人多いんです。多くの不動産屋さんでも入居者には「換気扇は24時間換気」を推奨していますし、スイッチプレートにもシール等で"24時間換気"と貼られているはずです。
そうしないと、湿気がこもったままになり湿度が高い状態になる事と、床の水分の乾きも悪くなって、いつまでたっても濡れたままでカビの発生する確率が高くなるからです。
換気扇の電気代をケチるやつ
話が少し脱線しますが、ちなみに私が過去に入居を担当した方で「換気扇付けっぱなしにすると電気代が高くつく!誰が払うんだ!?」的な事になったのですが、浴室の換気扇の電気代なんて、24時間換気にしても月額数十円~数百円(¥400もしない)くらいです。
キッチンの換気扇ならサイズも大きいので付けっぱなしにすると月額¥700くらいするかもしれませんが、風呂場の換気扇は知れてる、高くても200~300円とかをケチるなよ!って感じです。
とりあえず言っといた、「退去時に、通常使用して考えられる以上にカビが発生していた場合、カビが発生しないように管理する義務を怠った(善管注意義務違反)として、かかる除去費用は当然に請求されます。場合によっては通常考えられる金額よりも清掃費用は高額になるという事をご留意下さい。」※通常使用とは「定期的にちゃんと清掃もして、換気もしている」という考え。
この件は話すと長くなるので「善管注意義務」については過去記事で↓
「24時間は電気代が勿体ない」と考えている方へ、ハッキリ言います。換気扇を付け続ける電気代のリスクよりも、カビが発生した後のリスクの方が高いという事に気付いて下さい。
最後に
さて、話を戻しますが、カビが成長する要因の中の栄養分である垢、温度、湿気については対策を説明しました、残るは酸素ですが...
これは無理!
常識的に考えて酸素を無くすことは不可能です。ですから酸素は抜きにして、この3つの対策を行いましょう。
▼必需!浴室の掃除アイテム: