グーグルが検索結果を決める上で重要な要素は「コンテンツ」と「被リンク」、「ランクブレイン」の3つだと明言しています。コンテンツと被リンクについては従来から言われてきた事で、特に驚きはありません。
しかし、検索結果を決定する上で「被リンクはもはや重要では無い」とするブロガーもいたのですが、重要度は多少下がったぐらいで依然として全体評価から見れば、今もトップ2に入る程の重要度であるという事です。
さて話は逸れましたが、第3の重要な要素である"ランクブレイン(Rank Brain)"とはいったいどんなアルゴリズムなのか?
ランクブレイン(Rank Brain)とは?
ランクブレインは2015年に導入された"人工知能(AI)"型のアルゴリズムです。人工知能なので自ら学習して進化していきます。
進化するアルゴリズムなので、世の中に生まれたばかりの新しいワードも直ぐに学習し、さらには関連するワード等も素早く理解、ユーザーの検索リクエストに応えて反映・提供する。これにより検索結果の正確性が飛躍的に向上する。
日々、検索精度が高まっていくのです。
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検索順位は決定しない
とは言え、色んな記事を読んだところ。"ランクブレイン"は直接に検索順位を決定する要素ではないようだ。検索に掛けられた言葉や意味を正確に理解し、それに最も近い検索結果を返すというのが役割だ。
では、なぜ重要な要素なのか?私はこうイメージする。
検索に対するイメージ
人が特定の言葉を検索し、グーグル(検索エンジン)がそれに対する言葉や意味を正確に理解。答えの候補を選びだし、順位付けをして検索結果として表示する。これが一連の流れだ。
箇条書きにすると、
- 検索
- 理解
- 検索結果候補選出
- ランク付け
- 表示
ここで2番目の作業の精度を今回の"ランクブレイン"で飛躍的に向上させたという事だろう。理解する能力が上がった事で、検索結果へ表示する候補を選び出す作業へのバトンタッチが、より精巧になり、今までよりも不要なコンテンツ達はふるいにかけられ排除されるようになる。
私の頭の中の勝手なイメージだがw
検索部門のトップはAI開発者
また、最近発表(2016年2月)された人事ではグーグルの検索部門のトップにはAI開発責任者だったジョン・ジャナンドレア氏が就任している。
という事は、検索でのAI(人工知能)アルゴリズム"ランクブレイン"の重要度は今後益々高まっていく可能性があります。
理論的には「ムカ着火ファイヤー」と言う言葉も「怒っている」と認識してくれるという事です。「ガチしょんぼり沈殿丸」もねw