記事には権威・信頼が必要である
記事にはある程度の信頼・権威が必要です。記事中には信頼できる情報が必要なのです。そうでなければ記事の内容を信じてもらえません。アフィリエイト等をやっているなら、記事の内容を信じてもらえないという事はコンバージョン率が悪くなり、致命的です。
何かしら商品のレビューを書いても信じてもらえないわけですから、そこから売上なんて発生するわけがありません。
しかし、初めて訪問する読者にとっては、見ず知らずの他人が書いたその記事に対する信頼など初めからありません。如何にして記事に信頼をもたらすか、如何にして著者に権威をもたらすか。
1.権威・信頼を得る方法
手軽に信用を得る方法。それは引用です。確かな元々信用のあるオーサーが書いた文章や記事を引用し、裏付けとして用いる。自分で説明出来ない事は”それについて詳しく説明”されているものを引用するのです。
他人の威を借りる戦法です。
そうすることで記事に信憑性が増し、読者の興味を引き付ける事が出来ます。
そして、専門用語を使用することです。
文章中には専門用語を、程よく取り入れましょう。
面白い話があります。
皆さんは「ソーカル事件」をご存じだろうか?
ソーカル事件
【ソーカル事件】
1996年、ニューヨーク大学の教授、物理数学者のアラン・ソーカルが、ある論文を作成して権威ある専門誌に投稿した。
その論文は高い評価を受けて、思想界からも絶賛され専門誌に掲載された。
掲載後にアラン・ソーカルは自身の作成した「論文の内容がデタラメ」である事を公表したのだ。
多くの学者や専門家までもが絶賛したその論文の内容のどこがデタラメだったのか?
論文の内容は、学者の言葉や論文の引用を多用し、数学的、物理学的専門用語を並べただけの物で、内容の無い論文。
後にソーカル自身も「論文の内容は理解できない」と言っている。
要は「難しい専門用語と、有名な学者の言葉を並べた」だけである。
ソーカルはこの件で、学者でも「何となく、分かったふりで用語を使用し、理解している」という事を明らかにした。
これが世に言うソーカル事件である。
権威ある文章の引用と専門用語は、その文章にある程度の権威をもたらす効果がある事は分かったと思う。
(*この事件のように、多用することを勧めているわけではない)
この記事は、事件の見方を変えると引用や専門用語の使い方次第で記事に対する信用・権威を作り出す事が出来るというお話です。多用は勧めていません。
ブログ記事の作成やアフィリエイト記事の作成などに活用できるテクニックの一つとして覚えていてください。
まとめ
ポイントは
- 専門用語の使用
- 権威ある文章・言葉の引用
専門用語を扱う人はそれ自体に専門とあるように、まるで専門知識が豊富であるかのようにとらえられる。引用する文章自体、又は文章を作成した人に信用・権威があるので、あなたに信用が無くても使用することで一定の効果がある。
(*引用にはルールがあり、引用部分にはしっかりと【引用】と分かるように明示しなければなりません。)
これらのポイントを活用することで、比較的容易に記事に対する一定の信頼は得ることが出来ると思います。
そして日本人は最も、権威と肩書きに弱い民族である事をお忘れなく。