"トイレのつまり"の原因で多いのは、用法違反。流してはいけない物を流す事。ティッシュなんかね。
不動産管理業務にも携わる私は色々なクレームに遭遇するが、これは多い。特に高齢者or子供。
「トイレットペーパー以外は流してはいけないんですよ。」何度説明した事か。
そんな事は常識として誰もが知っている事。そして、知らなかったでは済まされない事であり、完全なる"善管注意義務違反"だ。
入居者ご自身の負担(修理費用)で直さなければなりません。
"トイレのつまり修理"は、そのケースによって高額になる事も。
"トイレのつまり修理"業者に頼むと料金はいくら?
トイレのつまり修理を業者に依頼すると料金(目安)は以下のようになります。
- ¥5,000〜¥10,000:症状によって金額に差があります。この金額は比較的用意に直せるもの。軽度な症状。
- ¥10,000〜¥50,000:特殊な道具を使う高圧洗浄やワイヤーを回転させながら入れていく高度な作業を行うと料金が高くなります。中度〜重度な症状。
業者も実際に現場に来て見ないと、症状の程度が分からないので、電話問合せでは具体的に金額が出せない事もあります。何が詰まりの原因か特定出来れば見積もりしやすい。
"トイレの詰まり"を自分で直す方法は?
比較的軽度な"つまり"は自分で直す事も可能。
1.重曹で柔らかくして流す方法
トイレットペーパーの入れ過ぎやティッシュ、汚物などがつまりの原因である場合は、重曹と酢を使う方法で詰まりの原因を柔らかくして流す方法がある。重曹は100均でも売っているので簡単に手に入ります。
1-2.材料の分量
重曹の量が計量カップ1/4、穀物酢が1/2、ぬるま湯が200mlが一般的な分量だ。重曹の2倍の酢、酢の2倍のぬるま湯という具合。
▶︎参考:【トイレつまりの解消】重曹とお酢をお湯で溶かして即解決!
業者は流れやすく(滑りやすく)なる特殊な薬品を使って行う場合がある。
1-3.TOTOの注意喚起
※お湯を使って流す方法について、トイレメーカーであるTOTOによると、
熱湯を注ぐと陶器が膨張して破損する恐れがあるため陶器には熱湯を注がないようにお願い致します。
[引用:TOTO:重要なお知らせ]
と、熱湯を禁止しています。必ずぬるま湯で行うようにしてください。40〜50℃程度の温度。
※全ての作業はご自身の責任でお願いします。
2.バケツを使って水を流す
バケツに水を汲んでそれを高い位置から便器の中へ流し落とす事で、勢いを付けて流す方法があります。
①と②は以前書いた「ペット(犬・猫)のウンチはトイレに流しちゃいけません。賃貸住宅のマナーとして当然です。 - interest blog」という記事の中に参考となる事が書いてあります。
3.ラバーカップを使う方法
最もポピュラーな方法はラバーカップ(スッポン)を使う作業。これが意外と軽度な詰まりには効果的だ。ホームセンターでも1,000円くらいで手に入る。
3-1.注意点
ラバーカップを使用するにあたって注意しなければならない点は、つまりの原因が硬い固形物である場合(ケータイ、プラスチックのオモチャ、時計など。水に溶ける事もない、崩れる事もない、ほぐれる事もない硬い物)はラバーカップで作業する事によって余計に押し込む形になり取れなくなる可能性があるという事。
4.ワイヤーを使う方法
業者が使うワイヤーとは太さも長さも違うが、一般人でも使える"トイレの詰まり解消用"のワイヤーがホームセンターで売っている。
これを使用して直す方法があるが基本的にワイヤーは、物体を押し込む器具なのでラバーカップ同様硬いものが原因である時は注意が必要。
トイレのつまり修理「業者へ依頼」
ここまでをまとめてみる。
- 重曹、穀物酢、ぬるま湯を使う。
- バケツに汲んだ水を高い位置から流す。
- ラバーカップを使う。
- ワイヤーを使う。
さて、ここまで実践してみて「自分でやっても直らない」という場合は"業者へ依頼"するしかありません。
観念して下さい。
また、自分で作業するという事は、最悪、汚物が跳ねる危険を孕んでいるので、自分の手を汚したくない方は最初から業者へ依頼すると良いでしょう。
▶︎【保存版】お家のトラブルを自分(DIY)で解決!メンテナンスの教科書 - interest blog
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