タックスヘイブンとは?
パナマ文書の流出で話題の「タックスヘイブン」。これは租税回避地という意味で元々は、産業の発達しない国々が外貨を獲得するために低い税率を掛けて、外国の企業を誘致したというのが背景だ。世界にはこの様な低税金のタックスヘイブンと呼ばれる地域や国が多くある。
史上最大のリーク
あのエドワードスノーデン氏曰く、今回の流出は「史上最大のリーク」と自身のツイッター上でツイートしている。
Biggest leak in the history of data journalism just went live, and it's about corruption. https://t.co/dYNjD6eIeZ pic.twitter.com/638aIu8oSU
— Edward Snowden (@Snowden) 2016年4月3日
”パナマ文書”流出
今回の流出されたファイルはおよそ1,150万ファイル。莫大な数字だ。このデータはPDFや電子メール、画像などの形式と様々で容量は2.6TB。参考[「パナマ文書」解析の技術的側面 — Medium]
今回の流出で、世界の多くの要人たちがこのタックスヘイブンを利用していたことが分かったのだ。しかも国を代表するような職についている人物が含まれることが批判を集めている。それは自分の国に税金という利益を落とさずに、他国に低い税を納めるという、これまで信頼してきた国民に対する裏切り行為に値する。
さて、この「タックスヘイブン」を利用、金融取引を行うこと自体は何も罪ではないようだ。(※利用と言ってもハードルが高いので一般人には無理。[タックスヘイブンで節税する方法])ただ、マネーロンダリングなど、資産隠しなどの犯罪に利用されることが多いことから、利用するだけで、「悪い事はしていない!」と言っても何かしらの疑いは持たれる。流出した文書に載っていた人物は関係機関からこれから取り調べを受ける事だろう。これから続々と悪事が暴かれていくと思われる。
しかし、文書が流出してしまった法律事務所だが、この報道以降は様々な報道機関や関係機関から注目を集めているが、多くの人はまるで「この事務所が何か悪い事をしている」とか「載っていた人物には何か裏がある」というイメージでしょうが、大事なところが注目されていません。
誰が情報を流出させたのか?という事です。
最初の問題は解決しないのか?
今回”文書の流出”とその内容だけに注目が集まって、犯人を誰も探そうとしていないように思えます。この問題の一番最初の罪である「個人情報の流出」という問題は誰も解決しないのか?私個人的には1番注目しているのはそこだ。世間の注目だけにとらわれてそれ以外は有耶無耶にされてしまうのではないか?