グーグル、提訴される
グーグルは15日、「検索市場における独占的な地位を乱用した」として欧州連合から提訴された。制裁金は60億ドル(約7200億円)以上になる可能性があるようです。
さらに欧州連合は、携帯端末市場でもグーグルの基本OS「アンドロイド」に対して、独占禁止法違反についての調査を開始すると述べているのだとか...
これに対しグーグルは、
グーグルは最も利用されている検索エンジンではあるかもしれないが、現在では、人々は数多くの様々な方法で情報を検索したり情報にアクセスしたりすることが出来る。
グーグルが消費者と競合他社に対して損害を及ばしているとの疑惑は、的外れだという事が証明されている。と述べている。
選択の自由はある
その通りだ。
世の中にはグーグル以外にも検索サービスはあって、どのサービスを利用するかは消費者が自由に選択できる。ヤフーだろうが百度、bing、never、楽天だろうが自由に選べる。
グーグルしか選べないわけではないのに、独占と言われても困るという事だろう。グーグルは、企業努力によって多くの人に選ばれているのだ。
これは、とんだ言い掛かりだと思う。「選ばれてナンバーワン!」が独占禁止法違反に該当するなら、あらゆる企業は努力を怠ってしまうじゃないか。
過去には
これまでに欧州連合は、2004年にもマイクロソフトに対して「ウィンドウズ」が独占的な地位を濫用しているとして、4億9700万ユーロ(約800億円)の制裁金を科している。
2009年には「インテル」も、支配的な立場の濫用を理由に制裁金を科されている。
欧州連合はなかなか手厳しいな。
欧州連合競争法
厳しいのには理由があって、欧州連合域内には「欧州連合競争法」という法律が存在する。これは、日本では独占禁止法、アメリカでは反トラスト法に相当するものだ。
この法律は、
「ヨーロッパにおいて、商品、労働者、サービス、資本を自由に流れさせる」という目的がある。
[wikipedia]引用
欧州連合においてこの法は、最も重要とされる政策のようで、他国よりも敏感になっているようですな。