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【資格】「不動産キャリアパーソン」合格基準と試験範囲、勉強方法。合格への近道は!?

不動産キャリアパーソンという資格をご存知だろうか?これは全国宅地建物取引業協会連合会が実施する民間資格で、不動産業に従事する者へ向けた資格です。

不動産業で働く人の為の、実務に必要な知識を重視した資格になります。参考書を読んでみて問われる内容から察するに、新人教育の一環を兼ねた資格と位置付けられる感じです。
この資格は2013年に始まったもので、歴史は浅いです。私自身このような資格があることを最近まで知らなかった(汗)
 

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現在、多くの不動産では新人教育の一環としてこの資格取得を奨励しているようですな。

宅地建物取引士との違い

重要事項説明や、それに署名押印する宅地建物取引士資格とは違って、不動産キャリアパーソン資格が無いと出来ないという業務はありません。
ある意味無くても良い資格ですが、宅建士の資格は実際、実務とはかけ離れた勉強をする為、資格を取って不動産業へ就職した場合、思い描いた仕事内容とのギャップから戸惑う事が多かった。
その為早々に離職する新人が多いのだ。不動産業というのは入れ替わりの激しい職種でもある。
不動産キャリアパーソンは実務で必要な知識を勉強するので、不動産業で働く際の心構えは勿論、物件調査で注意する点など、新人には足りない知識を身に付けるのにはもってこいの資格である。
 
この資格を取得したなら、物件オーナー(家主)や顧客に質問をされてもある程度は説明でき、疑問を解決出来る力が身に付くだろう。
 

宅建士を持っている人も多い

不動産キャリアパーソンを取得した多くの方は宅建士の資格を持っているようで、足りなかった知識、忘れていた知識を補完する役割のある資格でもあるようだ。

受講申し込み

この資格は通信教育で、全国宅地建物取引業協会連合会のサイトで申し込みを行い、コンビニなどで料金を支払い、後日教材が郵送されてくる。
また、申し込みをすると送られてくるIDなどを入力して、ネットで受講動画を視聴する事も出来る。
先に教材が届き、数日遅れでIDやパスワードが記載されたハガキが届く。

修了試験は毎月1回行われている

自分で教科書を読み込み、勉強して自信を付けたら自分のタイミングで試験を受けるという形だ。修了試験は毎月一回行われている。
受講料金には一回分の修了試験代金が含まれている。
期間だが、申し込みから12ヶ月以内に修了試験を受けなければならない。取れなければ追加料金を払えば試験は受けられる。

受講資格者と料金は?

申し込み代金は、不動産業従事者であれば¥8,000でそれ以外は¥12,000。(H27年12月現在)基本的に従事者向けではあるが誰でも受講できる。

合格して登録申請すれば"顔写真付き不動産キャリアパーソンの資格者証"を貰える。

試験に合格して全宅連へ登録申請をすると、不動産キャリアパーソンの顔写真付き資格者証が送られてくる。
これをネックストラップに入れて仕事に従事すれば一応、箔が付く。
とは言え、この資格者証は「消費者への適切な情報提供を資する者」の証である。

海外では常識!?不動産業従事者への基本的な資格

宅建士の資格が無くても一応、不動産業で働く事は可能である。新人への教育に関しては各企業毎で統一はされていない。
不動産会社によっては何も教えずに新人に仕事をさせている所もある。一歩海外に目を向けると、アメリカではREセールスパーソンという資格がある。これは不動産業で働く上で最も基本的な資格であり、これが無ければ不動産業界で就職する事が出来ない。言わば不動産業で働く為の資格だ。
この資格を持って働き、さらなる上位資格を取っていくのだ。
アメリカでは不動産業で働く時にはその従業員は皆、基本的な事は知っているのだ。日本とは大違いだ。
将来この不動産キャリアパーソンという資格がそういう位置付けになる日が来るのかも知れない。

勉強方法は「テキスト読み込み」と「ネット講義動画」のみ

この勉強方法は、送られてきたテキストを読み込み、提供されているネット動画で講義を受けるという方法です。この試験範囲はテキストにある部分です。難しいことはありません。問題はこのテキストで学んだ範囲しか出ません。
 
テキストを読んで理解し、動画で知識を整理するという事を繰り返せば合格出来ます。私が合格に要した勉強期間は1カ月程度です。
 
動画での講義は全て視聴しました。重要だと思う分野は何度も見ました。動画の最後の方には復習問題があります。何度もテキストを読み込み、受験日までにはこれらをほぼ満点で回答できるようになりましょう。

合格基準は?

問題の7割の正解が合格基準である。出題される問題は全部で40問。7割というと28問の正解が必要です。
 
まとめると
  • 時間は1時間
  • 4肢択一
  • 試験会場のパソコンで正解と思う箇所にチェックをいれるだけ
です。
採点は試験終了時にすぐ行われ自分の正解数、全国順位が画面に表示されます。合格証などは試験後2週間ほどで郵送されてきます。

まとめ

勉強

この資格で問われる内容は基本的な事だが、その基本的な事を分からないまま不動産業に従事している者も多い。
曖昧だった知識をハッキリさせる為にも、勉強して損は無い物だと思う。
簡単でと言う方もいますが、それは元々知識や経験がある方の話で、何も勉強や対策を取らずに受かる試験ではありません。
私が思うに、合格への近道はテキストをしっかりと読み込む事!です。テキストを最初から最後まで一度も完読したことが無い人は受からないでしょう。
この学習を足がかかりに宅建試験に挑むのもいいと思います。

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