梅雨時期、暑い夏。これからエアコン(冷房)が活躍する時期になります。あなたが最後に利用したのはいつですか?1年前?それとも半年前?
「気をつけてください。」
放置している間に、エアコンにはカビが発生していますよ!
不動産業に従事する私は退去立会いの際、エアコンのカバーを開け清掃状況までチェックするのですが、大抵の人はエアコンの清掃を殆どしてません。ホコリだらけ、カビの発生は当たり前です。中にはタバコのヤニで油ぎっている状況も。これが原因で故障となった場合、入居者負担での取り替えになり余計な出費になってしまいます。
それだけじゃなく、いろいろな面でも損をしているのになぜ気づかない?
皆さん、エアコン・クーラーの洗浄・清掃は定期的に行った方が良いんですよ!
エアコン・クーラー清掃を怠る事で発生するデメリット
エアコンの清掃(クリーニング)を怠るとフィルターが目詰まりを起こし、使用時にモーターに負担を掛け故障の原因になります。更には通常よりも多くの電力を消費するので経済的負担にも繋がります。
【エアコン】目詰まりフィルターで電気代どれだけ無駄にするのか?
私の方で記憶しているのは約5%は損をするという事だったのですが、調べてみると10%も電気代で損をしている!
フィルターが目詰まりすると、冷房能力が低下し、電気代も約5%〜10%ムダに消費します。2週間に一度はフィルターの掃除をしましょう。
風量も損をしていた!?エアコンクリーニングで風速は42%UP!効きが違う!
エアコン本体・フィルター清掃によってホコリなどの障害が取り除かれたエアコンの風速は清掃前と比べて42%もアップする!
カビの発生で健康被害リスクも!
エアコンは室内の空気を吸い込み冷やして吐き出す仕組みです(熱交換)。エアコン内部ではその温度差によって結露(水滴)が発生し、それがホコリなどによってカビとなります。
カビが発生したエアコンを使用することで部屋中にカビを撒き散らす結果に。
カビが原因で起こりうるリスク
- 咳が出る。
- アレルギーの原因となる。
- 喘息の原因となる。
- 肺炎の原因となる。
主に呼吸器系にリスクを及ぼします。小さなお子さんがいるご家庭ならエアコンの空気にも気をつけたいところです。
自分でできるエアコン・クーラーのフィルター清掃
エアコンの清掃は2週間に一度フィルターの清掃を行うこと。また、本体周りにホコリがあれば取り除きましょう(空気の吸い込み口等)。
必要な道具
エアコン清掃の際に必要な道具は
- 歯ブラシ(使用済み、必要のないもの)
- 掃除機
- 雑巾
フィルター清掃作業
先ずはエアコンのコンセントを外します。(何かの拍子に作動して怪我をしないように)その後フィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取ります。残った頑固なホコリはお風呂場でフィルターの裏側からシャワーを当て、水圧で落としましょう。それでも残っているものは、歯ブラシを使用して落とします。
※フィルターの網を破ったり、傷つけないような力で作業する事。
ホコリを落としたらベランダ等、陽の当たるところでフィルターを乾かしましょう。その間に本体についたホコリを固く絞った雑巾で拭き取ります。特に本体上部には沢山のホコリが堆積しています。さらに送風口のホコリ、カビも落としましょう。
本体の中にあるフィンを曲げないように注意して下さい。
だいぶ綺麗になりますが、素人が自分で出来るのはこれぐらいかな。この作業をマメに行えばカビの発生を抑制(遅らせる事が)できるだろう。←しかし、自分で出来るのは清掃をする事で"カビの増殖・発生を抑制する"ことだけである。すでに発生した内部のカビについてはやはりプロのハウスクリーニング業者じゃないと無理です。(洗浄の道具とか必要なので)
カビを除去するならエアコン・クーラークリーニングを清掃業者に依頼!
徹底的にカビを除去するならハウスクリーニング業者に依頼しましょう。そうすればカビが原因で起こるリスクの低減。エアコン使用時の嫌な臭いを消す事が出来ます。
業者に依頼すれば不快な思いをしながらエアコンを使用せずに済むのです。
これ、「スプレー買って自分で出来るかも?」と考える方もいるでしょう。
それ、あんまり効果無くて。業者にお願いする方が断然良いですよ。
よく考えてください。業者が行うエアコンクリーニング作業では、3〜10リットルくらいの水を使ってやりますがスプレーは1本あたり420mlです。2本使ったとしても大した量になりません。水量が全然違います。それだけ汚れの落ち具合が違うんです。
エアコンクリーニングは年に一回で十分です。
まとめ
エアコン清掃を怠ると、
- 電気代で最大10%も損をしている。
- 冷え方(風量)が違う。
- カビで健康被害リスクが高くなる。
清掃は、
- フィルター清掃や本体の汚れ落としは2週間に一回定期的に行う方が良い。
- 内部の清掃・洗浄はプロに任せる
※作業はご自身の責任でお願いします。当方はここで紹介した内容による作業で発生するいかなる損害も責任を負いません。