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サクッと読めるライトな記事に詰めた知識


団体信用生命保険(団信)という「万が一」に備える保険の仕組み

マイホーム

マイホームは一生一度の高額な買い物、その住宅ローンの返済は非常に長期になり、30年〜35年程続きます。「返済の途中で自分に万が一の事があった場合、残された家族の事を考えると長期のローンを組む事に抵抗がある」という悩みを持った方へ。

近年の住宅ローン借入の条件として登場しているのが団体信用生命保険(団信)と呼ばれるもの。

この団信はとても心強い保険なのでこの記事で説明する。マイホーム購入を将来の不安で迷っている。また、一歩踏み出せないご夫婦の参考となるでしょう。

団体信用生命保険とは?

団体信用生命保険は、住宅ローンを借り入れした債務者が返済途中でもしもの事(死亡・高度障害)があった場合に保険会社が残っているローン残額を債権者(金融機関)へ直接支払い、住宅ローンを返済するというシステム。

例えばローン残高が3,000万円残っていた場合その全額を保険会社が借入金融機関へ返済します。一方で、残りのローン残高が100万円だとしてもそれだけしか支払いません。単純に、ローンが無くなるという事です。チャラです。

殆どの金融機関では現在、この団信が住宅ローン借入条件になっている。

必ず誰でも加入出来るわけではなく、健康状態や審査の状況によっては通らない事もあります。通院歴や過去の病歴など、求められた質問には全て事実を記入する事。虚偽の報告は告知義務違反となり、万が一の時に保険は一切支払われなくなります。

高度障害とは?

団信で適用される"高度障害"とは一体どのようなものか

1.両眼の視力を永久に失ったもの

2.言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの

3.中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの

4.胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの

5.両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く支給に失ったもの

6.両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの

7.1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの

8.1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの

[引用:明治安田生命HP|高度障害状態について]

永久にという言葉が目立つが、これは症状が回復しないということだ。回復の見込みがあるのであれば保険は支払われない。これらの要件を見て分かる通り、高度障害は非常に稀なケースなので、適用は殆どないだろう。

夫婦で加入する方が、より安心

夫婦

債務者(夫)だけでも加入できますが、妻も連帯債務者として保険加入する事で夫婦のどちらか一方に万が一の事があればローンが無くなるという選択をすることも可能。こうすることでどちらか一方、残された家族が住宅ローンの負担で苦しまない。

もしも夫だけが加入していた場合、妻に万が一の事があってもローン支払いは続き、自分だけの収入から返済しなければならない。夫婦共働きでマイホームを手に入れる世帯が多い中、一方の収入だけでの住宅ローン返済は負担が大きすぎる。だから、夫婦で連帯債務にした方が良いだろう。

保険料は?

この団体信用生命保険、「保険料はいくらになるのか?」気になるところでしょう。

この保険料は無料です。

その訳は、保険の契約者が銀行だからです。銀行があなたに生命保険をかける契約をしているというカラクリ。ですので銀行側が保険料を支払う場合が殆どで、自分で払うことは無い。但し例外もある。

保険料を自己負担する場合

フラット35契約の場合は保険料を自己負担で払う。また、団信が通らなかった場合に銀行は審査基準が少し緩くなったワイド団信という保険をかける。この場合通常の団信よりも保険料が上がるので、その分住宅ローンの金利に反映させたりする場合がある。これは仕方ないかと納得出来る。

生命保険的役割

通常、生命保険は条件の成就によって保険金というお金が支払われるが、この団体信用生命保険の場合、住宅ローンという負債がなくなる。これにより万が一の時、残された者に負担を掛けずに財産を残せる訳だ。また、既に生命保険に加入しているのであればプランの見直しをした方が良いだろう。ここまで読んでお分かりの通り、団信自体が生命保険の役割を担っているからだ。

まとめ

残された妻

団体信用生命保険は、

  • 銀行が保険料を負担する
  • 万が一の事態が起こった場合、住宅ローンが全額返済される

残された者は返済の負担から解放される。今の住宅ローン利用者は団信のお陰で「将来」を安心し、マイホーム購入できる仕組みになっている。

夫婦どちらかが亡くなって悲しみの中、一方に住宅ローンの苦労まで負わせては哀しすぎる。そんな苦労を負わせないこの保険を私は、秀逸な保険だと思う。