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「富の分配」とは。所得上位10%が国の半分近くの資産を持っている!?

皆に「富」を分けて

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多くの経済学者や国、社会に影響を与えたとされる「富の分配」という考え方があります。

 

「富の分配」とは?

アメリカの哲学者、ジョン・ロールズが1970年代に自身の著書「正義論」で説いたもので、現代の経済学に多くの影響を与えている。

 

 

その内容は、人間として必要な正義を説いたものだ。この”正義論”は大きく分けて2つの原理から成り立っている。

【第一原理】

  • 政治的自由、言論の自由、身体の自由を含む基本的諸自由を平等に全員に分配する。

 

【第二原理】

  • 社会的又は、経済的な不平等を機会の均等を図りながら最も不遇な人々の利益を最大化する。(機会均等原理)
  • 結果的に発生した社会的・経済的不平等に関しては最悪の状況は可能な限り改善する(格差原理)

[wikipedia]引用

 

というものだ。

 

この中の、第二原理の”格差原理”についてだが、人は生まれる場所や国、親を選べない。豊かな国、豊かな家庭に生まれる子供もいれば、とても貧しい国や悪い環境の下に生まれる子供もいる。

 

これが「結果的に発生した社会的・経済的不平等」だ。それは正義論で、「可能な限り改善しなければならない」という事だ。

 

広義的な考えでザックリ言えば、先進各国が発展途上国に経済的援助等を行っている事がそれに当て嵌まる行為だ。

 

偏った分配

身近で行われている「富の分配」は、各種税金などで集めたお金を公共事業や社会保障などを通じて国が国民へ分配している事がそれだ。

 

だが、これまでの公共事業は殆どが土木・建設関連事業で、潤うのはそればっかりだ。

 

偏りすぎだ。

 

第二原理の、

社会的又は、経済的な不平等を機会の均等を図りながら最も不遇な人々の利益を最大化する(機会均等原理)

を考えて、他の業種にもチャンスをくれ。

 

補足:日本では1985年に「男女雇用機会均等法」が制定。

 

世界で日本は?

ちなみに、日本の「富の分配率」は世界第2位で、1位はベルギーだった。

日本はベルギーに次いで、「最も公平な国」らしいよ。

 

この調査は、「所得上位10%の人口が、国内総所得の何パーセントの資産を持っているか?」で計ったもの。

 

日本は48.5%で、ベルギーは47.2%だった。

 

数字で見ると高く感じるのは私だけか?

簡単に説明すると、「日本の総資産の48.5%を、所得上位の10%の人口が持っている」という事だ。

 

「資産の半分近くも握っているの!?」って感じだ。

 

この調査、アメリカは7位で74.6%となっている。そして、最も分配が進んでいない国はロシアで84.8%だった。

[富の独占率:日本低水準、中国は大幅に上昇|ニュース|ChinaPress]引用

 

 

 この割合が50%以下の国は日本とベルギーだけのようで、その他の国では所得上位10%の者が国の半分以上の資産を独占しているということだ。

 

まだまだ”平等”は遠いな...

 

だらだらと書いてしまいましたが、お読みいただきありがとうございます。
 

リベラリズムとは何か―ロールズと正義の論理

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